従来から行われている調理法で、加熱等の調理後、食器に盛り付けて提供する調理法のこと。提供直前に多くのスタッフを必要とします。
調理加熱後、急速冷却することにより、細菌繁殖のリスクを減らし、一定期間の保存に耐えられるようにし、再加熱してから食器に盛りつけて提供する調理法のこと。スタッフの熟練度に拘らず均一で高品質な食事を提供し、食品の衛生管理を徹底することにより安全性を向上させることができます。一方、盛り付け時に食材温度が低下することによって細菌繁殖の危険性があり、適温提供が難しい一面もあります。また、提供直前に多くのスタッフを必要とします。
クックチルの欠点を克服するために、チルド状態(0~3℃)で盛り付けを行い、盛り付けた状態で再加熱を行う調理法のこと。工程が複雑で効率的な運用を実現することが難しいため、レイバーコストが増大しがちであり、また、パック用袋等の消耗品費用及び光熱費も増大します。初期設備投資も大きくなります。
常温・冷蔵(10℃以下)及び冷凍状態の食材(プレクック併用)を食器に盛り付け、盛り付けた状態で食器ごと加熱調理を行う調理法のこと。熱源には、IH,スチーム、マイクロ波などがあります。食器ごと100℃近くで加熱するため、食中毒菌、ノロウイルスまで死滅させることが可能となります。細菌繁殖のリスク低減、ランニングコスト削減、熟練スタッフ不要など、従来調理法の欠点の多くを解消した次世代の調理法です。インカートクック(ICS)は、IHフードカートを使用したニュークックサーブの1方式です。