湯気の上がるほかほかご飯。作りたてのあつあつのお味噌汁。日本人として、毎食食べても美味しいと感じる食事の基本はここにあります。料理の基本は、出来立たてを食すことにあります。ところが現在の食事提供システムは、衛生面での安全性やコスト面の観点を重視し、出来立ての料理のおいしさという原点を忘れているような気がしてなりません。料理というものは誰のためのものなのかを、もう一度考え直せるニュークックサーブ方式の普及は、今後の日本の給食業界に変革を促すきっかけとなるかもしれません。
ニュークックサーブ方式は、これまで中小規模施設では成し得なかった衛生面での安全性を高いレベルで追求をしております。そもそもこの方式では、盛り付け時の温度低下による細菌繁殖の危険性もありませんし、ノロウィルスによる感染の危険も最小限に抑えられます。さらに、これまでに無い新しいシステムであるため、あらゆる危険性を予見し、想定されるリスクを最小にするように努力して開発しました。結果として、従来システムと比較して十分自信を持ってご提供できるシステムにすることができました。
ほかほかご飯の湯気の向こうに幸せな笑顔が溢れる。こんなシーンを想像するとワクワクします。今回、食事を彩る脇役の器の開発から、食事を提供するシステム全般まで責任を持ってご提供できるチャンスを得たことをこの上ない幸せと感じております。この素晴らしいシステムに巡り合った幸運に感謝し、皆様にできるだけ早くご提供できるように、努力していく所存です。